膝の手術・入院日記 PR

手術当日|反復性膝蓋骨脱臼の内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術

反復性膝蓋骨脱臼の内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術|手術当日
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手術当日

ねこ
ねこ
いよいよ手術かぁ…
オリカ
オリカ
もうジタバタしてもしょうがない段階なので 腹をくくったよ…

慣れない環境と緊張でなかなか寝付けず、朝6:00に起こされました。
(本当は5:30に起きちゃっていました)
眠い…。手術着(浴衣の様な服。下着はパンツのみ)に着替えて、歯磨きと洗顔。
飲食は出来ないし夫が来るのは8:30過ぎなので少し暇です。

手術当日の流れ

7:00

手術当日|反復性膝蓋骨脱臼の内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術尿の回数を聞かれました(意外と聞かれるのでちゃんと数えておけば良かったかな)。ちなみにトレイの回数は退院するまで毎日聞かれるので私はノートに回数を記入してました(忘れちゃうので…)。あとは血圧と体温などを計り点滴が開始されました。点滴のチューブを見ていると空気が入っていたので「え…空気が入ってると死ぬのでは?」と一瞬心配になったりしました(笑)ドラマの見過ぎですね。

看護師さんが安心させようと「手術は麻酔で寝てるので一瞬で終わっちゃいますよ~」と言ってくれた。(まぁそうなんだけど怖いものは怖い…)
とはいえ、手術が始まるまであと2時間ある。テレビを見ながらこの日記を書いたりして過ごす。
緊張も少しずつなくなり、もうなるようにしかならない!「まな板の上の鯉」状態なのだし 色々考えても無意味だと思えるようになってきた。

そして喉が乾く。前日は18:00に夜ご飯を食べて、20:30に麦茶を一口飲んだのが最後。今日は何も食べれないだろうし う~んツライ。

7:30 浣腸はしないらしい…

私が以前 膝の手術をした時は浣腸をしたので 今回もするものだろうとドキドキしていたのですが 結局やらないっぽくて拍子抜けしてしまった。
ちなみに最後の食事は前日の18:00の夜ご飯。20:30にお茶を一口程度。
手術前日に2回う〇ちをしていたので浣腸は無しになったのかもしれない。
(多分 便秘気味だったり前日に大をしていなかったら浣腸していたと思います)
いずれにしても浣腸は苦手なので無しになったのは嬉しかった。

8:00 先生が来る

今日手術をしてくれる先生が来て膝の状況を診てくれました。軽い会話をしたので、ちょっと安心。
左膝に「L」右膝に「R」と油性マジックで書いていきました。きっと大事な印なんでしょう(無意味だったら怖いですね…)。

8:15 夫が到着

少し早めに夫が到着。めちゃくちゃ安心した!なんだこの安心感は(涙) 手術が怖いとか全身麻酔が怖いとか、リハビリ頑張れるのか心配だとか、ネガティブなことを色々話してるうちに気がつくと(いつもの)アホな会話をして笑ったりしてて自然と元気を貰えた。

9:30 手術開始

さて、いよいよ来ました。来ちゃいました。点滴と一緒に歩いて手術室へ向かいます。夫も手術室ギリギリまで付き添ってくれました。
(自分で歩いて行くって結構憂鬱…)
手術台に自ら上がり 横になると酸素マスクをされ、手際良く手術の準備が進められていきます。執刀医の先生が来て膝に関する質問をされ、私はそれに答えたりしていました。
(私、左の乳が丸出しでしたけどw)

麻酔科の先生に「眠くなりますよ~」と言われると、体が少しジーンと冷たくなり、
頭の中で「ああぁ~本当に眠い…眠い…ねむ…」と多分3秒くらいで意識がなくなりました。
と思ったのも束の間
「オリカさ~ん」と声をかけられ起こされる。
「え?中断?なにか問題でも?」と思ったら手術は終わっていました。
(体感10分くらいなんですけど…)
その後は声をかけられてなんとなく答えたりしつつも頭が全然起きずひたすら眠いので無視しまくってしまった。
レントゲンを撮ったりしてたけど、完全にされるがままの状態だった。なんにもやる気が起きない…というか動けない…。
手術開始から終わるまで約2時間くらいでした。
両膝ってことを考えると 終わるまでの時間は早い方だと思います。

ぼーっとしてるし受け答えもうまく出来ないけど、耳は結構正常で、看護師さん達の会話とかはちゃんと聞こえるし理解してました。

意識がない患者(資産家とか)の子供達が 遺産相続の話とかをしてトラブルになるドラマってよくあるけど、意識がない患者でも意外とちゃんと聞いてる可能性はあるなぁと思った。
(私は縁がない話ですが 気をつけましょう笑)

全身麻酔の副作用

術後の痛みはまだ麻酔が効いているので我慢できたけど、私の場合は吐き気があった(よくある症状らしいです)
大丈夫な時もあったけど、さらに なぜか貧血っぽくなり 意識が遠のく症状がでてしまった。
(顔色が悪くなり目が虚ろになったので夫が心配したらしい…)
吐き気で具合が悪い時に 執刀医の先生が様子を見に来て、手術の説明をしてくれたのだけど顔面蒼白だったしほとんど何を言ってるのか理解できませんでした^^;

副作用に関しては全く出ない人もいるし、熱が出る人もいるし、吐き気ではなく頭痛の人もいるので個人差があるようですね。
(私の場合 微熱も出ていたけど吐き気の方が地味にキツかった…)

トイレ問題

朝からずっと点滴をしている関係で オシッコの間隔が近いのだけど、寝たきり状態なので自力でトイレに行くのは不可能です。他の人の術後のブログを読んだりすると、尿の管をつけられていて寝たままで済ましたりしている人が多いようでした。
私が中学生の頃に手術をした時も尿の管をつけていたので、しばらくはオシッコのことは気にしていなかったように思います。
(それはそれで 良い気分ではないんですけどね…)
ただ、今回の手術では尿の管がついていなくて、トイレに行きたくなったらその都度ナースコールをしてベッド上で「差し込み」という簡易トイレでしていました。
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寝た状態で腰だけを浮かし、看護師さんがお尻の下にこのトイレを差し込みます。
用を足し終わったらまたナースコールで看護師さんを呼び片付けてもらう、という流れ。
ベッド上でするということにすごく抵抗があって 最初はなかなか出なかった…。
めちゃくちゃ漏れそうだし、脳から「用を足す」と指令を出しているのに、同時に脳のどこかで ここでしてはいけないのでは?と拒否している状態。
最終的には踏ん張って出しましたけど。
(本来は踏ん張るものではないw)

ちなみに次からはスムーズに用を足せるようになりました(笑)
でも毎回ナースコールで「トイレお願いします~」ってお願いするのがちょっとストレスだった。
隣のベッドの人に『私、これからここで用を足しますね』って宣言しているみたいでツラかった。まぁすぐに慣れるしどうでもよくなるんですけど…。

18:00 夜ご飯がきた

手術当日|反復性膝蓋骨脱臼の内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術いやいやいや、全然食べれません…。まさか夜ご飯がくるとは思ってなかったので少しびっくりしちゃいました^^; いつの間にか飲食OKになったんだろう…とりあえず水分は補給しました。
吐き気と怠さで全然食べれないし食べる気がしない…。食べなくても大丈夫なように点滴もしてるし 申し訳ないけど今回はパスしよう…。無理だ…。
……って思ってたんですけど、一応オレンジゼリーっぽいのは食べました。
(食べんのかいw)

「ありがたい…」と泣いてしまった

今回の手術の際に先生が膝の周辺を確認したところ、お皿が緩かった影響で 膝の軟骨も損傷しているとのこと。ただ、想像していたよりは損傷は少なかったらしい。術後の経過を診ながら今後は注射を打つことになるとのことだった。
一般的には定期的にヒアルロン酸を注射するのだけど、PRP注射(自己多血小板血漿(PRP)注入療法)という「再生医療」をした方が良い、と。(詳しくは改めて記事をUPする予定です)
で、私は先生に直接その話を聞いたわけではなくて、夫が先生からそう言われて「お願いします」と返事をしたとのことだった。
ただ まだ「再生医療」に関しては保険がきかないので高額になってしまうし、高額療養制度で手術や入院費は安くなるとはいえ 一般庶民なので「お金どうしよう…」って思ってしまった。
色々考えて少し躊躇していたら「お金のこと心配してるなら気にしなくていいよ~。膝が健康になる方が大事だし」と夫が当たり前のように言ったので、その言葉に対して「え…ありがたい…」と思わず涙してしまったのでした(お婆ちゃん並みの涙腺の弱さw)。
術後、まだ麻酔が切れてなくてボーっとしていたけど、いや、本当にありがたいなって思った。
私が中学生の時に手術した時には、お金のことや膝のことで散々親に責められて 怒られたので…。(今思うと理不尽なことだとわかるんですけどねぇ…当時は自分のせいで迷惑をかけている…と悩んだりしていました)
なので、夫とはいえ 当たり前のように「気にしなくていい」と言ってもらえるとは思ってなくて。
そんな世界が存在するとは驚きだった(優しい世界だ…)。
膝は先生に助けてもらうけど、精神面では夫に助けてもらっている。人は弱っている時にしてもらったことは絶対に忘れないと思う。
(逆に嫌なことをされたり言われたことも焼き付いてしまいますが…)
そんな感じで 前向きにリハビリなどを頑張ろうと思えた日でした。

ねこ
ねこ
前向きになれたなら良かったねぇ
オリカ
オリカ
ホントだよねぇ…まぁこの後 麻酔が切れて痛みと戦うことになるんだけども…

POSTED COMMENT

  1. アバター こじもん より:

    はじめまして
    私も来月MPFL再建手術を受けます。
    不安でいっぱいですが、
    このblogでイメージトレーニングできるので、
    心構えというか、覚悟ができます。
    本当にありがとうございます。

    そしてこの記事の夫さんの優しい言葉で号泣です。
    私にも優しい夫がいるので、
    自分のことのように嬉しくなっちゃって、
    なんとしてもありがとうの気持ちを伝えたくなっちゃいました。

    これからも読ませていただきますので、
    リハビリの経過など、ぜひ無理のない範囲で更新お願いします。
    一緒に頑張りましょう p(・∩・)q

    • オリカ オリカ より:

      こじもん さん

      はじめまして*コメントありがとうございます(o^^o)
      こじもんさんも来月MPFL再建手術を受けるのですね。
      今は色々と不安なことも多いと思いますが、手術はあっという間に終わってしまいますし
      リハビリも無理しない程度に頑張れば どんどん回復していきます。
      (私もまだまだリハビリ中ですが…^^;)

      あとは精神的な支えがあるのは大きいですよね。
      私の場合は夫でしたが、恋人や友人など 1人でも味方になってくれる人がいるのは心強いです。
      こじもんさんも 夫さんに甘えちゃって下さいね☺︎

      今後もリハビリの記事などもUPする予定なので
      良ければまた覗きに来てください☺︎✧

      お互い 膝を克服しましょう**

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