洋画・映画の感想

映画「ブラックフット クマ地獄」感想 -後半にネタバレあり- 山を、熊を甘くみてはいけない…と改めて思わせてくれる映画でした。

映画「ブラックフット クマ地獄」感想 -後半にネタバレあり- 山を、熊を甘くみてはいけない…と改めて思わせてくれる映画でした。

Amazonプライムのおすすめに出てきて なんとなく観てみることに。
ほとんどのサイトが「ブラックフット」なのですが、Filmarksだと「ブラックフット クマ地獄」となっています。どっちが正しいのか気になる…(どっちでも良いんですけどね^^;)
膝の手術やコロナの影響で 最近は山とか自然と触れ合ってなかったので ちょっと興味が湧いたのもあるのですが…。
結論から言ってしまうと それほど面白くはなかったです(好きな人がいたら申し訳ないですが…)。
というより、面白いわけがないというべきか…。
この映画は“実話を元にしている”と冒頭で知らされるんですけど、パッケージには凶暴な(?)熊が…。なので最初の時点で『あ~これは熊が出てきて怖いことが起きる』とわかった上で観ることになるので そう意味では面白くはないです。
希望がないですし、結末はどうなるんだろう?っていうワクワク感がないので 仕方ないかなと思います。

以下ネタバレを含めた感想を書いていこうと思います。


 

作品詳細

製作年 2014年
製作国 カナダ
上映時間 92分
監督・脚本 アダム・マクドナルド
出演者 ミッシー・ペリグリム、
エリック・バルフォー、
ジェフ・ループ、他

簡単なあらすじ

「ブラックフットの小道」を見せるため、アレックスはガールフレンドのジェンを連れて自然の中にあるキャンプ場にやって来た。
しかし「ブラックフットの小道」は、マナーの悪い客に荒らされて立ち入り禁止になっていた。カヌーで湖を渡るが、それを地面に下ろすときに足を痛めてしまうアレックス…
MIHOシネマより

↓Amazon Primeで観てみる↓

ブラックフット

基本的にネタバレを気にせずに書いているので、未見の方でネタバレしたくない方はご注意ください。

今回のキャンプを企画した アレックス

自分にとって思い入れのある素晴らしい自然を彼女に見せたかったアレックスです。
ブラックフットと呼ばれる小道を抜けると美しい湖があり、その感動を彼女のジェンにも見せたかった。そして その場所でプロポーズをする予定だった。
ここまで聞くと アレックスに対しては普通に自然が好きな良い人に見えるんですよね…。

ですが、アレックス…今回色んなことをやらかしてしまっていて、結果的に悲しい結末となってしまいました。

アレックスのやらかしポイント

忠告を聞かない

まず、最初の段階で「現在は立ち入り禁止」と告げられていました。不幸なことにジェンはその会話を聞いていなかったのでアレックスを止めることは出来なかったし、そもそもアレックスがどこに連れて行ってくれるのかすらもわかっていない様子でした。
これはダメだなぁと思う。立ち入り禁止になるってことは それなりの理由があるのですよ…。「荒らされているので 山を守るために立ち入り禁止」と言っていましたし、自然が好きなのであれば 尚更ルールは守らないとダメだと思う。

彼女の携帯を勝手に置いていく

アレックスの気持ちはわかります、とても。これから大自然に行くって時にスマホばかり触られたら嫌だって気持ちもわかるんですけど、黙って彼女のリュックを開けたり中身を出したりするのは良くない。ジェンの持ち物をチェックしていたけど、現地に着いてしまってからチェックしても遅すぎるのですよね。出発前にやってくれ~と思いました…はい…。
あの持ち物チェックは、持ち物をチェックしていたというよりは「俺って詳しいでしょ」をアピールしているだけのように感じてしまってツラかった。
結果的に無駄だと思われていたジェンの持ち物(熊よけの撃退スプレーなど)は役に立っていたので余計に悲しくなった…。

地図を持ってきていない

今回一番のやらかしポイントだと思います。どんなに慣れている場所であろうが、年月が経っているなら念のため地図は持っていくべきだし、方位磁石も当然必要でしたよね?
とにかくアレックスは「自然に慣れている俺」を見せたかったのでしょう。チマチマと地図を広げて「アレ?こっちかな?」とかそういう姿を見せずに、こっち来てみろよ~すごい景色だろ?をやりたかったんでしょう。その気持ちは なんとなくわかります。
ですが、連れていかれる立場から言わせてもらうと 分岐点毎にチマチマと地図を広げて 道が合っているかを確認する姿こそ「この人は頼りになる」って安心するもんだと思います。100%の自信がない時はちゃんと現在地を確認して欲しかったです。
(まぁ本人が100%の自信を持っちゃってたからこそ間違いに気付けないので どうしようもないんですけど…)

熊の存在には気付いていた

歩いている途中で熊のものと思われる足跡を発見していたのにジェンには何も告げませんでした。そんなことを告げたらジェンは絶対に怖がって「帰る!」と言うでしょう(正しい判断です)。アレックスにとっては思い入れのある場所でプロポーズをする という目的をどうしても果たしたい、という気持ちがあったのでしょうけど、撤退する勇気があれば…と悔やまれます。

今回、命取りになるようなやらかしを たくさん犯してしまったアレックスですが、でもさすがに熊に襲われても仕方がないとは思えず、悲劇であり悲しい結末でした。
映画なので多少脚色していると思いますし、実際はこんな感じではなかったのかもしれません。熊と遭遇するのは単純に運の要素も大きいので アレックスだけが悪いわけではないんですが、アレックスがミスっているようにしか見えない演出なのです。
実話がベースだとしたら故人に対する尊厳はないのだろうか?とちょっと思ったりもしました。
(完全に自業自得だと非難される人物像として描かれていたので^^;)

アウトドアに慣れていない ジェン

今回のキャンプに全然乗り気ではなかったジェンです。出発した車内でも携帯ばかり見ていてワクワクしている様子は感じませんでしたが、なんだかんだアレックスとはラブラブなようで。アウトドアには慣れていないから 熊や自然に対する多少の怖さもあったのだと思うし だからこそ熊よけスプレーを持参していたのだと思う。それでもアレックスを信じてついていきますが、結果としては一生のトラウマレベルの体験になってしまいました。

しかしながら アウトドアに慣れていないのに サバイバル能力が高かったのはちょっとビックリですね。
熊と遭遇してしまうのも運ですが、生き残るのも運の要素が大きいのだと思います。絶体絶命な場面もかなりあったのに逃げ切れてるのがすごい…。
(追いかけられて走って逃げてるシーンがありましたけど、普通は追いつかれますからね…^^;)

まとめ

なんだかんだイライラしつつも最後まで観ちゃいましたが、実際のところ クマに襲われるシーンは少なかったですね。それが逆にリアルなのかもしれません。
熊の存在を感じつつ、少しずつ近付いている…でも姿は見えない…。という状態が結構長く感じました。
普通の人であればこれだけ熊の存在を感じたら嫌な予感がして帰りますが アレックスはものすごいポジティブなので帰らない…不思議(笑)

そして一番驚いたのはラストです。熊から逃げきって 湖(川?)を渡ることができたジェンですが、ボロボロになったジェンに救いの手を差し伸べたのは前半で出会ったヤバい奴でした。
確かに一緒に食事をした時は「キャンプのガイドをしている」と彼は言っていましたし、実際にガイドとして何人か連れてハイキングしている途中のようでした。

監督の意図としては“あの時ちゃんと彼にガイドしてもらっていたら このような結果にはならなかったのに…”と後悔させようとしている(?)のかもしれませんが、正直 納得はできない感じですね。
確かに険悪だった食事シーンでは「ガイドしようか?」と声をかけられますが、アレックスとジェンはその誘いを断りました。
あの時に忠告を聞いて 彼にガイドを頼んでおけばアレックスは死ななかったのかもしれません。

が!これは100%自信を持って言えますが 仮に 彼にガイドを頼んだとしても 結局ひどい目には遭わされたと思います😔
あの 執拗に喧嘩を売るような態度であったり(しかも粘着っぽい)、食事中に目の前でオシッコしたりするガイドなんて存在するんでしょうか???アレックスの肩を持つわけではないですが プロポーズする時も普通に邪魔してきそうです(笑)
ハッキリ言って面倒な人に出会って絡まれた…という認識しかなかったのに、ラストで急に真っ当なガイドでしたとネタバラシされても…う~ん、う~~ん、とひらすら唸るばかりです。
(それでも熊に食べられるよりはマシってことなのかな?う~~ん😓)

冒頭で実話ベースだと謳ってはいますが “とある男性がクマに襲われた”こと以外は全部フィクションなのだろうと思ってしまいますし、むしろフィクションであって欲しいです!💦

ただ、クマに襲われるシーンは臨場感もあって 結構グロテスクでした。
アレックスの遺体をあそこまで再現するとは…苦手な人がうっかり見てしまったらトラウマになりそうです。

最近は登山に行けていませんが 熊はやっぱり怖いなぁと改めて思いました。
(見てるだけなら可愛いのですけどね…)

created by Rinker
¥2,400
(2020/07/03 21:37:59時点 Amazon調べ-詳細)

 

熊の関連映画🐻

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA