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映画「インシディアス 序章」ネタバレ感想

映画「インシディアス 序章」ネタバレ感想 レビュー
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インシディアス1、2と続けて観てきましたが、序章もあるとのことで 早速鑑賞しました。
今回は1、2の続きではなく ランバート家の一連の事件が起きる前のお話
なので続編というよりは引退していたエリーズが霊能者として本格的に再始動するまでが描かれています。(もちろん今回も怖かった…ビックリさせる演出が多いです^^;)

作品詳細

製作年 2015年
製作国 アメリカ
上映時間 97分
監督 ジェームズ・ワン
脚本 リー・ワネル
出演者 ダーモット・マローニー / (役名)ショーン・ブレナー
ステファニー・スコット / クイン・ブレナー
アンガス・サンプソン / タッカー
リン・シェイ / エリーズ・ライナー
リー・ワネル / スペックス
ヘイリー・キヨコ / マギー
テイト・バーニー / アレックス・ブレナー
マイケル・レイド・マッケイ / 呼吸不能な男、他

簡単なあらすじ

ランバート家の事件が起こる数年前。引退した霊能力者エリーズの元に、ひとりの少女が訪ねてきた。
亡くなった母と話をしたいというクイン・ブレナーの頼みを一旦は断るエリーズだったが、クインの話を聞いて、善意で交霊を行う事にする。
しかし彼女は途中で中断し、他の霊能者を当たるよう説得する。そして、決してむやみに死者に話しかけてはいけないと忠告する。仕事のことしか頭にない父ショーンは、家事や弟アレックスの世話をクインに押し付けてばかり。そのせいで練習時間が取れず、志望校だったNYの演劇学校のオーディションに不合格になって落ち込むクイン。
その帰り道、クインは交通事故に遭い、生死の境をさまよう。
両足を骨折する大怪我を負ったクインが自宅に戻ると、怪奇現象が多発するようになる。
そんなクインの異変を感じ取っていたエリーズは、クインの母リリーと交霊を行う決意をする。
しかしリリーの代わりに現れたのは悪魔だった。
酷くなっていく怪奇現象に悩まされるクインは、酸素マスクを付けた男の霊に遭遇し、何度も恐怖を味わう。
そんな中、以前から具合の悪かった隣人の老婆グレースが命を落とす。
MIHOシネマより

基本的にネタバレを気にせずに書いているので、未見の方でネタバレしたくない方はご注意ください。

悲惨な目に遭ってしまうクイン・ブレナー

映画「インシディアス 序章」ネタバレ感想 レビュー
出典元:映画.com

今回 色々大変な目に遭ってしまうクイン・ブレナーです。乳癌で母を失ったクインは、最近母親が側にいて話しかけてくれている気がする…と霊能者エリーズに「母親と話がしたい」と依頼しますが、すでに引退していて断られてしまいます。

見た感じとても可愛い普通の女の子ですが、母親を失ったことで家のことや弟の面倒などをみなくてはならず 進路についても悩みの多い時期。 ただでさえ大変だったと思うのだけど、まさか変な霊に目をつけられているとは予想できないでしょうね…。
このタイミングで霊感的な何かを感じたら誰だって母親だと思うでしょうし。何にしても変な霊により(?)事故に遭ってしまうクイン。可哀想すぎる…。
母親に対して声をかけていたクインですが、こちらから声をかけると死者全員に聞こえるそうで 変な奴に気付かれてしまったということですが、幽霊に限らず変な人に好かれてしまう人って結構いますよね…。あと毎回言ってますが、父親とか夫は絶対に最初は幽霊による霊障については信じてくれないんですよね…ツライ…。

呼吸不能な男

映画「インシディアス 序章」ネタバレ感想 レビュー
出典元:公式サイト 予告より

今回の悩みのタネです。クインに執拗につきまといます。なんていうか…もう…見た目がヤダ…。呼吸器を付けている幽霊というか、化物に近い。どうしてクインを狙ったのかは詳細は不明だけど、クインが母親に話しかけていることに気付いてしまったということでしょうね。エリーズの話によると あの世にも2つの世界があり一つはいわゆる天国のような場所ですが、もう一つは闇の世界だと。インシディアス1、2に登場した悪魔や幽霊達は闇の世界にいるが、こちらの世界に執着しているので何とか戻りたいと思っている。そのため 肉体を奪おうと必死なのだと。

しかし、今回の悪魔?(呼吸不能な男)に関しては 肉体を奪ってこちらの世界で生きたいとは思っておらず、単純に気に入った人間を闇の世界に引きずり込みたいだけだそうで、とてもタチが悪い。

クインが少しずつ闇の世界に引きずりこまれていく描写は怖かった。最初は「あれ?」という怪現象だけだったのに、少しずつ闇の世界に奪われていくにつれ 体が放り出されたりして 怪現象というより攻撃に近いものにエスカレートしていきました。
体が半分奪われた頃にはクイン自身も度々闇の世界に連れて行かれるようになってしまっていて、違和感なく引きずりこまれている感じがしました…怖っ!
そして、ギブスを蹴り壊すシーンは怖すぎました…ギブスはそのままにしていた方が 乗っ取った悪魔としても歩きやすいはずなのに なぜ壊すのか…
喉に目があるのも不気味すぎて…(口を開けないと何も見えないのでは…?)

前作で登場した老婆


出典元:映画.com

インシディアス1、2で登場した老婆ですが、今回も登場しました。老婆というか 老婆に扮したパーカーですね。ランバート家の事件を取り扱う前から、エリーズを殺そうと付きまとっていたということになります(幽霊がストーカー化すると本当にしつこい…)。
エリーズは1でこの老婆に絞殺されるということはもう分かっていることだけど、なんか悔しくなります。

霊能者エリーズ(ほぼ主役)

映画「インシディアス 序章」ネタバレ感想 レビュー
出典元:映画.com

今回も大活躍のエリーズです!もう主役ってことで良いのではないでしょうか。彼女が居なかったらこの映画は成立しないってくらい大活躍なので。
インシディアス1、2ではバリバリ霊能者として活躍していたエリーズでしたが、本作では引退していました。うつ病の夫を自殺で亡くしてしまったエリーズは絶望し 生きる気力を失いかけていました。クインがエリーズの家を訪ねた際に部屋がやたら散らかっていたので「あれ?エリーズの家ってこんなんだったっけ?」って少し驚いたけど、エリーズ自身が精神的に憔悴しきっていたということです。更に闇の世界に行ってしまったかもしれない夫を探すために、エリーズは普段は行かない闇の世界に行ってしまう。そこで例の老婆に見つかってしまい、命を狙われることになります
その恐怖心から 霊能者としての活動ができなくなってしまったのでした。

最初は恐怖心で先に進めないエリーズですが、カールの「生きている方が強い」という言葉で覚醒しました。
あの世では肉体的な力(腕力)ではなく、精神的な力の方が有効なのが良いですね。
精神面で強くなったエリーズは 筋肉は全然無さそうですがメチャクチャ強かったです。
老婆(パーカーという男)をふっ飛ばし、床も壊してしまう程のパワーです。
インシディアス1、2では覚醒後のエリーズだったということが良くわかります。
夫のベストの匂いを嗅ぎながら安心して寝るっていうのもチャーミングで良いと思います。

そして スペックス&タッカーとは最初から組んでいたわけではなく、本作をキッカケに一緒に組むことになったのも良かった。タッカーがモヒカンだったのは少し笑えました。

まとめ

映画「インシディアス 序章」ネタバレ感想 レビュー
出典元:公式サイト 予告より

今回はインシディアス1、2とは直接の繋がりはありませんでしたが、ベースとなる設定の部分でつながるところが沢山あって面白かったです! 怖さもどんどんグレードアップしているように感じました。
インシディアス1では 隠しきれないB級ホラー映画という感じがしていたのですが、本作はメジャーなホラーという感じが漂っていました。(私がハマっているだけかもしれませんが)

今回もエリーズの活躍によって一件落着しましたが、インシディアス1でエリーズが例の老婆に絞殺されてしまうのは やっぱり悔しい…と改めて思います。
エリーズが「もう活動をやめる」と引退してしまうほど、あの老婆に命を狙われていることは エリーズにとってはものすごい恐怖だった。
でもラストシーンでは「人はいずれ死ぬから」と覚悟を決めて復帰することになりますが、エリーズほどの人になると 自分の死期やどんな形で亡くなってしまうのか、も予見できてしまいそうな気もしますね。
エリーズに関しては死んだ後からが本番(?)みたいな感じもあるので、死に対しての恐怖心もそれほど強くないのかもしれません。

そして、前作では完全にスルーされていた「顔の赤い悪魔」がラストで「シャー!」と出てました(無かったことにしたのではなかったのか…)。ということで、まだ続編があるのですね〜^^;
いや、続編があるのは嬉しい。嬉しいんだけど 顔の赤い奴を無理に出さなくても良いよ?(笑)なんか苦手なので…。(絶対強いだろうし…)

ってことで今回も怖くて面白かったです!続編も楽しみです。

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