あまり期待せずに観たのですが 意外と面白かったです。前半は微妙にじわじわとくる怖さですが、後半からはオカルトっぽさが濃くなります。
あらすじにも「何かが憑いている…」とあるのでオカルトなのだろうとは思っていましたが、グロテスクなシーンはなく ハラハラしたりドキッとする演出で怖がらせてくる感じですね。
続きがあるようなので次も観てみようと思います。
作品詳細
製作年 | 2010年 |
---|---|
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 103分 |
監督 | ジェームズ・ワン |
脚本 | リー・ワネル |
出演者 | ジョシュ・ランバート / パトリック・ウィルソン ルネ・ランバート / ローズ・バーン ダルトン・ランバート / タイ・シンプキンス フォスター・ランバート / アンドリュー・アスター ロレイン・ランバート / バーバラ・ハーシー エリーズ・ライナー / リン・シェイ スペックス / リー・ワネル タッカー / アンガス・サンプソン マーティン神父/ジョン・ヘンリー・バインダー |
簡単なあらすじ
「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンが監督、リー・ワネルが脚本を手がけ、「パラノーマル・アクティビティ」のオーレン・ペリが製作を担当したホラー。ルネとジョシュの夫婦は、とある古い一軒家に引越す。しかし不審な出来事が相次ぎ、息子のダルトンがハシゴから転落して昏睡状態に陥ってしまう。不吉に思ったルネとジョシュはすぐに新しい家に引越すが、一家にはすでに見えない何かがとりついていた……。主演は「28週後…」のローズ・バーンと「リトル・チルドレン」のパトリック・ウィルソン。
映画.comより
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基本的にネタバレを気にせずに書いているので、未見の方でネタバレしたくない方はご注意ください。
新居に引っ越してからの怪現象
出典元:映画.comより
家族構成は教師をしているジョシュと作曲の仕事をしている妻のルネ、3人の子供達。新居に引っ越してから屋根裏部屋から物音がしたり、楽譜が移動していたり怪現象が続くようになる。この辺はまだ序の口という感じで観ている時もそれほどハラハラしないし、引っ越してからの怪現象は映画では王道のパターンですね。最初はなにか恨みを持った幽霊がその家に住み着いているんだろうなぁとボンヤリ思ってました。(この予想は外れることになりますが…)
長男のダルトンが昏睡状態になってしまう
出典元:映画.comより
そんなある日、長男のダルトンが屋根裏部屋の梯子から落ちてしまう。特に異常はないように思えたが 翌朝ダルトンは起きることなく原因不明の昏睡状態に。病院で色んな検査をするも異常ナシ。
この辺から更に怪現象が増える…。明らかに家に誰かいる…。次男のフォスターがルネに「夜中にお兄ちゃんが歩き回っていて怖いから部屋を変えて欲しい」と訴えます。あぁこれはエクソシストみたいなやつなのかな?家に住み着いてるのではなくて?と段々怖さが増していくのだけど、お決まりのパターンで普段家に居ない夫(ジョシュ)はあまり信じてくれません。面倒なのか疲れてしまったのか家に近寄らなくなってしまって少し残念でした。こういう時こそ味方になって欲しいのに…。とは言ってもすぐにジョシュ自身も怪現象を目撃することになるので 夫婦仲が悪くならなくて良かった^^;
ダルトンが狙われている…
出典元:映画.comより
結局 怪現象はどんどん酷くなり一家は引っ越すことになったが、引っ越し先でも怪現象が続き ジョシュの母親も不吉な夢を見る…。母親の紹介でエリーズという霊媒師を招き調べたところ やっぱり幽霊がいました。幽霊が思ったよりも沢山いたので「これ、全部祓えるんだろうか…」とちょっと心配になってしまった(ラスボスは顔の赤い奴だろうとはわかっていたけど^^;)
やっぱりエクソシストみたいな感じになるのかなぁと思っていたけど、 どうやらダルトンを狙っているだけでまだ肉体を奪えてはいないとのこと。幽体離脱したダルトンの肉体を奪うことに必死になり前の家からついて来たってことですね…悪魔もストーカー化するのか…。
霊媒師エリーズとスッペクス&タッカー
出典元:映画.comより
ここからこの3人が色々と頑張ってくれるのですが、スペックス&タッカーはなかなか良い仕事をしていたと思います。1人は言葉を 1人は写真を(証拠)を取るため奮闘してくれます。こんな怖い仕事絶対できない…。意外とアナログな感じで電磁波を調べたりするところは今も昔も変わりませんね。 そして 霊媒師のエリーズは霊媒師というより私達に対して 全てを説明してくれる存在でもあるので助かりますね。
ジョシュの過去が明らかになる
出典元:映画.comより
実はジョシュもダルトンと同じように 子供の頃に幽体離脱し帰ってこれなくなったことがあり、ダルトンの幽体離脱ができる能力も ジョシュの遺伝によるものだったと判明します。ダルトンの子供の頃の写真には霊が映っているため 子供の頃の写真とその時の記憶は消されています。記憶は消えていても フラッシュバックするため ジョシュは写真嫌いに。
冒頭でルネが子供の頃のジョシュの写真が無いことに触れていましたが その理由がこれですね。
とにかくダルトンを救うには ジョシュが幽体離脱をして助けに行かなくてはいけなくなり、ここからラストに向かってひたすら幽霊&悪魔と戦うことになります。
(幽霊とか全然信じて無かったわりにはジョシュは頑張ってくれました)
ホラーが苦手な人はこの辺からすごく怖いだろうなぁとは思いますが、ホラーに慣れている人は全然怖くないと思います^^; 怖がらせる演出は多いですが血は全く出ません。
衝撃のラスト…
出典元:映画.comより
色々と大変な目に遭いつつも ジョシュはダルトンを救い出すことに成功!途中でものすごい大量の幽霊に取り囲まれて戻れなくなりそうになっていたけど、ルネの呼びかけ(導き)により無事 ダルトンと共に 自分の肉体に戻ることができました。ですが霊媒師エリーズが何かを感じ取り 写真を撮るとジョシュは逆上しエリーズを殺してしまう。そしてジョシュはどこかに行ってしまった…。
異変に気付いたルネがエリーズの変わり果てた姿に驚き カメラを見てみるとそこにはジョシュではない何かが映っていた…。正直「えぇ?終わり?」という感想です。エリーズがあっけなく死んでしまったのも驚いた。続編でも活躍するだろう人だと思っていたのに!
まとめ
出典元:映画.comより
正直言ってしまうと、めちゃくちゃ不完全燃焼な終わり方なので とりあえず続編を観なくては…と思っています。全体的にホラー映画というよりは 子供と一緒に観られるちょっと怖いTVドラマみたいな感じでした。怖い演出もそれなりにありますが、大人が観ても全然怖い部類には入らないかなという感じ。
そもそも日本人にとっては「悪魔」という存在がよくわからない感じではあります。もちろん全ての日本人がそうだという訳ではないけど、日本では悪魔という存在が描かれることはほとんどないですよね。真っ赤な顔して鋭い爪があって蜘蛛みたいに壁を這う…ってなると日本だと「妖怪」になりますし。妖怪と幽霊が同時に出てくるってなるとどうしても違和感があるのかもしれない。
あとエリーズの話だと肉体を離れて時間が経てば経つほど肉体を奪われやすくなって危険だと言ってたが、ジョシュが幽体離脱したその日にあっさり肉体を奪われてしまったのも少し納得できないですね…。であればダルトンの肉体なんてとっくに奪われていてもおかしくないな、と。
この辺に関してはもしかしたら続編で納得のいく形で回収されているかもしれないですが(そうであって欲しい)。
次男のフォスターと一番下の妹が途中から全く存在がなくなってしまったのもちょっと違和感がありました。
預けていた母親も途中からジョシュの家に居たわけで…。(細かいことは気にしない様にせねば^^;)
個人的な感想としては、映画としては多少の物足りなさを感じるけど 世にも奇妙な物語だと思うととても満足!みたいな感じでしょうか^^; (好きな人ごめんなさい・汗)
なんだかんだ言ってますが続編はちゃんと観ます(笑)←それなりにハマってますねw
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