こんにちは オリカ(@orika_note)です。
今回はずっと気になっていた『岬の兄妹』のネタバレ感想を書いてみようと思います。
観賞後、ズーンと暗い気持ちになった…。簡単なあらすじしか見ていない状態だったのと、ポスターの雰囲気からあまり期待せずに鑑賞(ごめんなさい)。
しかし 良い意味で期待が裏切られたし、すごく見応えのある作品でした。
映画なのでフィクションなのだけど、実際に 日本のどこかに こんな兄妹が、家族が、きっと沢山いるのだろうな…と思うし、もしかするとこの映画に出てくる兄妹よりも悲惨かもしれない。
(映画はラストシーンがくれば終わりだけれど、現実は死ぬまで続くわけで…。)
足に障害がある兄と自閉症の妹、貧困、差別、売春…
ストーリーとして面白いかどうかという話ではなくて、タブー視されてテレビなどでは放送されないような現状のほんの一部を この映画を通して知ることができたような気がする。
映画じゃないと伝えられないこともあるので そういう意味では観れてよかった。
なので「あ〜面白かった〜」という類の作品ではないですね。
観終わった後に胸に引っかかるものがあるし、しばらくモヤモヤするような作品です。
価値観を覆すような影響力はないかもしれないけど、なんとなく過ごしている生活とか 生き方とか 考え方を改めなくては…と思ったりしたので、良い刺激になったと思う。
監督はこの作品が初長編デビューとなる片山慎三という方なのですが、話題となった『パラサイト半地下の家族』『母なる証明』のポン・ジュノ監督の助監督として経験を積んでいるそうです。
確かに鬱々とした雰囲気だったり、感情表現などが どことなく韓国映画っぽさがあるし 何よりもタブーと正面から向き合う勇気があってすごいなと感じました。
以下、簡単な作品紹介とあらすじ、後半でネタバレ感想を書いていこうと思います。
作品詳細
製作年 | 2019年 |
---|---|
製作国 | 日本 |
上映時間 | 89分 |
監督・脚本 | 片山慎三 |
出演者 | 道原良夫 / 松浦祐也 道原真理子 / 和田光沙 溝口肇 / 北山雅康 中村 / 中村祐太郎 白木 / 岩谷健司、他 |
簡単解説
ポン・ジュノ監督作品や山下敦弘監督作品などで助監督を務めた片山慎三の初長編監督作。ある港町で自閉症の妹・真理子とふたり暮らしをしている良夫。仕事を解雇されて生活に困った良夫は真理子に売春をさせて生計を立てようとする。良夫は金銭のために男に妹の身体を斡旋する行為に罪の意識を感じながらも、これまで知ることがなかった妹の本当の喜びや悲しみに触れることで、複雑な心境にいたる。そんな中、妹の心と体には少しずつ変化が起き始め……。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の国内コンペティション長編部門で優秀作品賞と観客賞を受賞。
映画.comより
簡単なあらすじ
また、真理子が居なくなった・・・ 自閉症の妹のたびたびの失踪を心配し、探し回る兄の良夫だったが、今回は夜になっても帰ってはこない。 やっと帰ってきた妹だが、町の男に体を許し金銭を受け取っていたことを知り、妹をしかりつける。 しかし、罪の意識を持ちつつも互いの生活のため妹へ売春の斡旋をし始める兄。このような生活を続ける中、今まで理解のしようもなかった妹の本当の喜びや悲しみに触れ、戸惑う日々を送る。 そんな時、妹の心と身体にも変化が起き始めていた・・・。ふたりぼっちになった障碍を持つ兄妹が、犯罪に手を染めたことから人生が動きだす―
映画.comより
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基本的にネタバレを気にせずに書いているので、未見の方でネタバレしたくない方はご注意ください。
障がいがある兄妹
あらすじによると、兄の良夫は足が悪く 妹の真理子は自閉症とのこと。妹の症状が自閉症によるものなのか 知的障がいなのか少し分かりにくい部分もありますが、健常者でないことは確かです。
この妹(真理子)を演じている和田光沙さんの演技力がとても自然で 違和感がないのがスゴイのです。真理子の自由奔放で素直な性格だったり 気に入らないことがあると泣き喚くのだけど、可愛らしくてほっとけない魅力がある。
そして そんな妹に手を焼きつつも 面倒をみている兄の良夫は 仕事を解雇されてしまいます…。
極度の貧困状態の末に…
ある日、夜になっても帰ってこない真理子を 公衆電話まで送り届けてくれた男性
がいました。真理子は海鮮丼を食べたとご機嫌な様子だったけれど どうやら1万円で体を売っていた…。(真理子本人は売ろうと思っていたわけではないだろうけど)
最初はそのことに激怒する良夫だったが、仕事をクビになったことからティッシュに広告を入れる内職(一個一円…)ではとても生活ができないことから、妹の売春を斡旋することに。
ここだけ切り取ると兄の良夫はクズだなぁと思ってしまうんですけど(まぁ実際クズなんですけど)、本当に、もう…本当に生活ができないんですよ…。電気も止められ、ゴミを漁って空腹を凌ぐ日々。しかしゴミ捨て場に良さそうなゴミ(食べれそうなピザ)を見つけるも、ホームレスに脅されて追い払われ、御飯にありつけなかったりしています。
やはりどこの場所にも縄張りというか そこで元々暮らしている人がいるので難しいのです…(書いてて悲しくなってくる)
部屋も古いし狭いし汚いし…掃除する気力も削がれてしまうような底辺の生活です。
綺麗ごとを並べるだけではお腹は膨れず、色々やってみた結果 売春させることになるのだけど、悲しいことに それで得たお金のおかげでやっとご馳走をお腹いっぱい食べることができた。
(ご馳走がマックというのも悲しいし、2人で一心不乱に食べているのも見ていて悲しかった)
カーテンの代わりなのか 居留守を使うためなのか 暑さや寒さ対策なのかよくわからないけど、窓に貼り付けてあった段ボールを剥がして光が差し込むシーンは印象的でしたね。自分達が稼いだ金で マックをお腹いっぱい食べ、これからは陽の当たる生活をするぞ というほんの少し 希望の光を感じたシーンだと思う。
第三者からすれば地獄の始まりにしか見えなくても。
届かない福祉
この映画を観た人 恐らく全員が「生活保護は?」と思ったと思う。確かに兄も妹も健常者ではないし、職にもつけず 食べることもできないほど貧困状態です。こういう人達のために生活保護というのがあるんですが、この兄妹は保護されていません。
しかし、悲しい現実として 日本では生活保護を受けられる状況でも実際に生活保護を受けている人は20%に満たないそうです。他の先進国では60〜90%だそうなので日本の受給率はとても低い。
不正受給する人はそのうちの数%で、そのことばかりが話題になるけれど 実際は救われていない人が沢山いるというのが現状です。
そして、良夫の唯一の友人?である警察官の肇に、妹を売春させていることを知られて 罵倒されているシーンがありました。
良夫は「仕事にも就けず 食べていけないんだからしょうがないだろ!」と開き直りますが、
「お前は足が悪いんじゃなくて、頭が悪いんだよ!」と怒鳴られていました。
この台詞、ものすごく胸にズーーンときました。
確かに 良夫が仕事に就けないのは色々な原因があると思う。
足が悪いのも原因の一つだろうと思う。でもやっぱり
「そうだ、妹を売春させよう、もうそれしか方法がない」という考えに至ってしまうのは 頭が悪いと怒られても仕方がないようにも思う。
売春で食つなぐことは 長続きしないことは明らか。病気や妊娠のリスクも 大人であればすぐにわかりそうなものだし、そもそも犯罪なんだよ…。
そして妹を犠牲にするのを致し方ないと思ってしまう判断力といい、頭が悪いというのは事実だと思わざるを得ない…残念だけど。
お腹が空きすぎて思考が停止して 視野が狭くなっているし、冷静な判断ができないだろうから仕方ないとも思うんだけれども…。
生活保護を受けるには 区役所に行って現状をきちんと伝えたり、色々な書類を書いたりしなくてはいけないと思うのだけど、とてもこの兄にできるとは思えないんですよね。残念だけれど福祉はあちらから助けますよって手を差し伸べてくれるものではなくて、困っている側が助けてくださいと伝えなくては気づいてももらえない…。
良夫は足が悪かったり 真理子は自閉症ということなので、生活保護じゃなくても 何かしらの手当?や福祉的な何かがあると思うんですよね。
(映画の感想の本筋とずれるので 詳細はちゃんと調べてませんが…少なくとも生活保護は受けれるのでは?と思うわけです。)
たまにホームレスに対して福祉側から手を差し伸べることもあるけど、福祉を受けるためのルールを守ることが苦しくなって逃げ出してしまったりするようだし、悲しい現実ではあるのだけど、助けてもらうためには そこで定められた最低限のルールが守れる人じゃないと助けてもらえない。
それじゃこの兄妹のような人達は救われないじゃないかって話なんだけど、だからこそ実際にこの兄妹は救われないまま放置されているわけです…
本当に助けてあげないと生きていけないような弱者であるにも関わらず、福祉が届かない。
すごくモヤモヤするけど、これが現実…厳しい…。
兄が妹に売春させるに至ってしまった過程については 映画ジョーカーに出てくるアーサーのように そうならざるを得ない環境というのもあると思う。
貧困すぎて正常な判断ができなくなったり 開き直ってしまったりして。
本人の資質もあるだろうけど、生育環境や社会が作り上げてしまっている部分もあるのでツライ。
いや、それにしてもさ〜、警察官でもある肇がちょっとくらい福祉につなげてくれも良いのにって少し思ってしまった。肇は良夫と違って頭が良いのだから。良夫の状況であれば生活保護が受けられるって知ってるはずなんだよ…。
一言、色々な福祉があるよ~って教えてあげるだけでも良かったのになぁと思ってしまったり。
(その方が肇にとっても楽だと思うんだけどなぁ。年中 金の無心に家まで押しかけられるの大変そうだし😓 奥さんも可哀相だよ…安心して子育てできないよ💦)
まぁ、他人のためにそこまでやる義務はないしね…仕方ない…(悲しい)
真理子が見ている世界
妹の真理子ですが、全く理解していないわけではなくて、少しは人の心情とか状況とかを理解しているっぽくて、そこも悲しいんですよね。
何も理解できない方が救いがあるように思ってしまう。
家を抜け出さないように鎖で繋がれて監禁されている生活は、人間らしい生活とは思えないし、真っ黒な何かをクレヨン?でぐりぐり描いていて 無邪気な言動とは裏腹に なんだか心の闇を感じてしまった。
そしてお金を稼ぐこと→仕事をするっていうのも理解しているようで、それも意外と積極的だったりするのも悲しかった。
真理子自身は後ろめたいことをしている認識がないので余計に。
真理子からすると 鎖に繋がれた暮らしよりも、売春という形であっても 誰かに必要とされたり求められていることに喜びを感じていたように思う。
人として平等に扱われているような気がしたのかもしれない。実際は人として大切に扱われている訳ではないんですけどね…。
仕事のしすぎ?で薬を塗らなければいけない状態になっても、仕事するって言ってたので 仕事は好きだったのでしょう。
仕事というか、愛に飢えていたのかなと思う。
とはいえ、本当は嫌だなって思っていた可能性もゼロではなくて、嫌々仕事をしていたことだってあったとは思うのです。積極的ではあったけど決して楽な仕事ではないのは確かですし。
そして、本人に恋愛感情という自覚があるかわからないけれど、小人症である彼のことはきっと好きだったのだろうなぁ。
行為が終わった後も帰りたがらない感じとか、肇の家を抜け出して行方をくらました時も 彼の家まで向かうほどなので。
(仕事する!と道路で泣きじゃくったり…真理子にとっては仕事というよりは 彼と一緒にいる時間が好きだったのだろうなぁと思う)
仕事がしたいのではなくて 「あの人に会いたい」という心の叫びが 見ていて苦しくなった。
行為が終わった後の会話とかも 他の客と違って優しい空気感だったし、ベランダに出てほのぼのした感じで会話してたし(裸でベランダに出るのはどうかと思うけど😓)。
個人的には恐らく相思相愛だったんじゃないかな?と思う。
ただ、彼は自分が小人症であることや、真理子も障がい者である事実をちゃんと理解しているようだった。結婚したとしても 現実がどれほど厳しいものかをちゃんとわかっているからこそ、結婚はできないと思ったんだろうと思う。
「僕だったら結婚すると思ったの?」という台詞があったけれど
良夫の潜在意識の中に、差別的な考えがあると見抜いていたようで 見ていてツラくなるシーンだった。
重いテーマなのに コメディ要素もある
色々書いてますが、ずっと暗くてズーーーーンとした重い映画かというと、そうでもなくて。笑えるシーンがちょこちょこあって、思わずププッと笑ってしまったりしました。
真理子のお相手が 奥さんを亡くしている老人だった際に
「服着すぎ」「しわしわ」と言いたいことを言いまくっているシーンや、
いじめっこ中学生グループにお金を奪われそうになった際の“う〇こ攻撃💩”は笑ってしまった。
(まだまだ出るぞ~!💩はさすがに怖すぎる…。誰だって逃げると思うw)
いじめられっ子の中学生が童貞であると告げた時、良夫が上から目線な態度だったり。
呼び出したはいいけど 実際に家に来た真理子を見て
「さすがに こういうのはまずいでしょう。
(障がいのある子を買うなんて 倫理的によくない)」
と何度か断っていた男が、値引きされたら次のシーンでは行為中だった時には
「結局やるんかい!」と思わずツッコミを入れてしまった(関西人ではないですが😅)。
人間って本当に悲しくて面白い生き物だなぁと思っちゃいました(リアルだったら笑ってる場合じゃないけど…)。
ラストシーンについて
案の定 妊娠してしまった真理子だけど堕胎して 月日が流れて、また元の生活に戻っている。良夫は元の職場に戻り、真理子は鎖では繋がれていないようだったけれど、多分 「家で大人しくしているように」くらいのことは言われている気がする。
冒頭のように 家から逃げ出した?のか良夫が真理子を探し回っていた。
真理子は岩場の先端に佇んでいて 良夫の声に振り返る。
その時に 良夫の携帯が鳴って……という、観た人の判断に委ねるラストシーンです。
う~ん。正直よくわからなかった。
まさかそこの岩場から飛び降りつもり?と心配してしまったけど 飛び降りたりはしなかった(高所ではないので 飛び降りても大したことにはならなそうですが)。
でもそんなことを想像させてしまうくらいに、振り返った真理子の表情が これまでと全然違ったんですよね。
いつもの天真爛漫な子供の雰囲気ではなくて、妖艶な大人の女性のような雰囲気と視線で。
個人的な感想としては、恐らく冒頭の頃と同じ日常に戻ってはいると思います。冒頭と同じ撮り方なので。
だけど、真理子だけが変化している。良夫と一緒に町を彷徨ったり、売春したり、小人症の彼に恋をしたり、失恋したり、堕胎したり…。
良夫にとってはお金がなくて 間違っていると知りつつも ただひたすらお金を稼いでいた期間だったのかもしれないけれど、
真理子にとっては 女性として、人間として様々な経験をした重要な期間だったと思う。
真理子が冒頭にも言っていたような「冒険」が、良くも悪くも毎日続いていたわけで。
成長したというのも何か違う気がするけど、真理子の中で何かが生まれ変わったのは確かだなぁと感じる。得たものも失ったものも沢山あったのだと思います。
携帯電話が鳴った時の真理子の視線や表情から、頻度は少なくなっただろうけど なんとなく売春はまだ続けているか、続けたいな…と思っているような気配を少し感じたし、以前と違って自分の身に起きていたことを多少理解出来るようになって、色々と想いを巡らせて葛藤しているような そんな表情だと思った。
以前は理解できないものに関しては キャパオーバーなので考えたくないという感じだったけれど。なんかとても哀しい雰囲気を感じた。大人に成長した証ともとれて少し複雑な気持ちです。
元の生活に戻っているということは、現状も生活が楽になっている訳ではなさそうなので 根本的には何も解決していない。良夫の仕事が続かなかったらまたすぐに困窮するだろうな…
まとめ
この映画を観終わった後、本当に色んなことを考えてしまって、少し疲れました😓
真理子にとって売春(性行為)がどういうものだったのかがよくわからない。
本当はそういうことにも興味があったのかもしれないし、実際 すごく嫌がっている描写はなかった。ただ 倫理的には良くないことをさせられているように見えるし、勝手に可哀相だなって思ってしまった。
障がい者であるということも更にそう思わせる要因なのだけど、そんな風に考えること自体が差別なのかもしれない…とグルグル考えてしまう。
自分の意志で風俗の仕事をしている女性だっているし 職業差別はしていないつもりだけど、やはり売春はダメだな…と。
(結果的に真理子は堕胎することになっているし、傷付くのは女性側という事実があるので余計に…)
全体を通して思うのは、この兄妹ってここまで最悪な状況なのに 生きることを絶対に諦めないんですよね。絶対に意地でも生き抜くという強さを感じた。
“絶対に生き抜くぞ”という気合は一切感じないけど 少し動物っぽさがあるというか。
(動物ってどんなに過酷な状況でも自殺しないので、それと少し似ているのかも。)
だから 良夫ってアホだな~って思っても 心の底から嫌いになれないのかもしれない。
真理子のお腹にブロックをぶつけて(子供を?)殺そうとしている描写もあったけど、結局は未遂に終わったし…。それほど追い込まれていた ということなので、あのシーンはドキドキしました。
(良夫の判断力がアレなので、やりかねないと思ってしまった💦)
真理子に注目してしまいがちだけど、兄の良夫も波乱万丈の人生ですよね。
足が悪いのも十分ツライ状況ですが、妹の存在によって足の障がいがなんとなく軽く見えてしまうし。
良夫だって自分のことで精一杯なはずなのに、真理子の面倒を見ながら仕事もして…となるとキツ過ぎる。子供の頃は 恐らく母親は仕事していただろうから ずっと真理子の面倒をみていたんだろうし(成人してからは離れていた時期もあるようですが)。真理子に手がかかるので 良夫は母親の愛情にも飢えていたと推測できます。
足が治って軽快に走れるようになって、公園の遊具(アスレチック?)で遊びまくっている夢をみていたけど、あれは明らかに願望夢であって、本当はそんな子供時代を過ごしたかったのだろうなぁと感じた。子供時代の良夫を想像すると悲しくなります。
そして やはり、ほんの少しでいいから “福祉?(役所)に相談したけどダメだった…”とわかるような描写があれば もっと作品に没頭できたなぁと思ってしまう。
なるべく気にしないように努めても、この兄妹の置かれている環境が目に入るたびに 福祉の存在がチラチラ気になってしまって…。まぁ、相談しちゃうと助かっちゃうんで、この物語が終わっちゃいますからね…。
助かっていない誰かが きっと日本中に沢山いるのだろうなぁと思う。
色々書いちゃいましたが、色々考えちゃう映画が好きなので 想像以上に良かったです。
最後まで読んで頂き ありがとうございました。
👇こちらも障碍や差別をテーマにした作品のレビューです。
(こちらは恋愛映画ですが こちらもとても重いです💦)