こんにちは オリカ(@orika_note)です。
今回は 名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の感想を書いてみようと思います。
初めてこの作品を観たのは子供の頃でした。
映画が始まってから終わるまでの間、ずっとワクワクドキドキしていた記憶があり、映画を好きになったきっかけとも言える名作だと思います。
ファンタジーでありながら ドクとのコメディタッチな友情物語でもあり、わかりやすいイジメっ子が出てくる青春恋愛ストーリーでもあり、とにかく色んな要素が2時間の中にギュギュっと凝縮されているんです。
それなのにちゃんと 綺麗にまとまっていて 観たあとに「あ~楽しかった~☺️」と素直に思える作品だと思います。
名作過ぎて語彙力がなくなって、どこからどう感想を書いたら良いのか ちょっとわからなくなっていますが
頭に浮かんだシーンや「ここが好きだなぁ」と思うことを素直に書いていこうと思います。
(あまりにも名作過ぎると 感想が書けなくなる あるある…。私だけかもですが😓)
前半は登場人物や映画の簡単な紹介、後半はネタバレ感想になります。
目次から読みたい項目へジャンプしてくださいね♪
(名作過ぎるのでネタバレに注意する人は少ないかもしれませんが…笑)
作品詳細
製作年 | 1985年 |
---|---|
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 116分 |
監督・脚本 | ロバート・ゼメキス |
簡単解説
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮の下、ロバート・ゼメキス監督が手がけ大ヒットを記録したSFアドベンチャー。1985年、高校生のマーティ・マクフライは、近所に住む科学者のエメット・ブラウン博士(通称ドク)が愛車デロリアンを改造して開発したタイムマシンの実験を手伝うが、誤作動で1955年の世界にタイムスリップ。タイムマシンは燃料切れで動かなくなってしまう。困ったマーティは1955年のドクを探し出し、事情を説明して未来に戻る手助けをしてもらうことになるが、その過程で若き日の両親の出会いを邪魔してしまう。このままでは自分が生まれないことになってしまうため、マーティは未来に戻る前になんとか両親の仲を取り持とうと奮闘する。
映画.comより
簡単なあらすじ
1985年のある朝。ヒルバレーに住む高校生マーティンは、いつものように友人の変人老発明家、ドクの家に遊びに来ていた。しかしドクはおらず、ドクから電話で「すごいものを発明したから今夜“ツインパインズ・モール”の駐車場に来るように」と言われる。マーティは学校に遅刻しそうになり、得意のスケボーで学校に向かう…
MIHOシネマより
↓Amazon Primeで観てみる↓
主な登場人物
マーティ・マクフライ
(マイケル・J・フォックス)
ロック(ギター)とコーラをスケボーが好きなちょっとヤンチャな高校生。
彼女がいる。トヨタ・ハイラックスに憧れている。
ドクの発明したタイムマシンで過去にタイムスリップしてしまう。
エメット・ブラウン博士(ドク)
(クリストファー・ロイド)
マーティの親友であり ちょっと変人な科学者。長年の夢である念願のタイムマシン(デロリアン)を完成させる。
ビフ・タネン
(トーマス・F・ウィルソン)
マーティの父親(ジョージ)に対して いつも嫌がらせをしてくる。両親の同級生で当時からジョージをいじめていた。
ロレイン・ベインズ・マクフライ
(リー・トンプソン)
マーティの母親。若い頃に車の事故がきっかけでジョージに一目ぼれし恋に落ちる。その後結婚するが 現在は生活に疲れている。
ジョージ・マクフライ
(クリスピン・グローヴァー)
臆病で気の弱いマーティの父親。ビフにずっと虐められ続けている。実は小説家を目指していたが自信がなくて誰にも見せていない。
基本的にネタバレを気にせずに書いているので、未見の方でネタバレしたくない方はご注意ください。
バック・トゥ・ザ・フューチャーの感想
すごく簡単に言ってしまうと、ロックとコーラとスケボーが大好きな高校生のマーティが 親友(科学者)のドクが開発したタイムマシンでタイムスリップするお話です(簡単にまとめすぎ…^^;)。
ロックとかコーラとかが なんとなく1985年のアメリカって感じで良いですね。この映画が公開されたのが1985年なので 35年も前の作品ということになります。
35年という年月を感じさせないほど 現代の若い人にも受け入れられてるのが やっぱりスゴイ…
デロリアンが良い!
私が子供の頃に馴染みのある“タイムマシン”と言えば ドラえもんの“タイムマシン”でした。机の引き出しからタイムマシンに乗ると好きな時代に行ける。子供心に時間を旅するというのは とてもワクワクする要素だと思うんですが、この作品ではドクが開発した“デロリアン”という改造車がタイムマシンであり、その燃料はプルトニウムです。
ドラえもんというアニメに出てくるタイムマシンは 「夢のある道具」という非現実な存在でしたが、デロリアンはすごく本物っぽくて「もしかしたら タイムマシンを開発できる人って本当はどこかにいるのでは?」と錯覚するくらい 身近に感じました。燃料が足りないから動かない…とか“不完全な部分”が余計に親近感があって本物っぽいんです。
だからこそ「いつかタイムトラベルできる時代がくるかもなぁ」と思えてしまうし夢を見ることができる。
映画ってどれくらい夢を見たりワクワクできるか…というのが すごく大事な1つの要素だと思うので そういう意味でも この作品は沢山の人に夢を与えた作品なのだろうなぁと。
(実はまだタイムマシンはいつか開発されると信じていますが😅)
マーティとドクの友情が良い!
マーティは普通のヤンチャな高校生というイメージですが、親友がちょっと変人な科学者で しかもかなり年上っていう設定がとても良いんです。ドクは相手が高校生でも 適当な対応はせず 一人の人間として会話しているし、マーティもドクを変わり者の科学者という認識ではなくて 友達して会話をしているのがとても良い。そしてこの2人のテンポの良い掛け合いが楽しい。この2人の会話によって映画全体が明るくなって 飽きのこないストーリーになったのだろうなぁと思います。
同時進行で進んでいくストーリーが良い!
過去にタイムスリップしてしまったマーティですが、どうにかしなくてはいけないトラブルが降りかかってしまいます。
まず一つは、デロリアンの燃料となるプルトニウムを使い果たしてしまったこと。1955年の時代では手に入れることができない。
普通であれば ここで詰んでしまうのだけど、たまたまマーティが持っていたチラシからヒントを得て 時計台に落ちる雷の電力を利用することになります。
もう一つのトラブルは 30年前の母親の車にはねられてしまったことで、未来が変わってしまいそうになってしまうこと。本来は父親のジョージが車にはねられて 恋に落ちる予定だったのに マーティに一目ぼれしまったロレイン。
どうにかしないとマーティ自身が存在しなくなってしまう。
ってことで、1985年に帰れないという問題と、母親の恋愛感情を父に向けさせるという 割と大変なミッションを同時進行で解決していくことに…。 それによって目が離せないストーリーになっているのが良い。
そしてそれらの問題を一緒に乗り越えていく親友(ドク)を「未来で死なせないようにする」というミッションも加わっている。
こんなんドキドキハラハラするに決まってますよね…。終盤にはすっかり感情移入し、このコンビが大好きになっているので余計にマーティを応援したくなっちゃいました😌
“未来は変えられる”というメッセージが良い!
この作品を観終わって感じたことを思い出してみると、ワクワクした気持ちと同じくらい“希望”を感じたんですよね。一番初めに観た時は私は子供だったけれど「未来は変えることができる」と素直に受け取ったのを覚えています。
生まれた時にすでに運命は決まっているという人もいるし、 タイムスリップ系の映画でも どんなに頑張っても未来は変えられないというストーリーが多いですが、この作品はとてもシンプルに行動によって未来が変わる。しかも良い方へ。(ビフにとっては悪い方へ変わってしまったけど😓)
マーティが何も行動しなければ もしかしたら マーティ自身の存在が消えてしまったかもしれない。存在し続けるために試行錯誤しながら行動し その結果 未来を変えたというのが とてもわかりやすくて 子供でも理解できるのが良かった。
そもそも タイムスリップせずに普通に暮らしていれば こんな大変な思いをせずに済んだわけですが、ある意味マーティにチャンスが訪れた出来事だったのだと思う。ピンチはチャンスということはよく言われることです。
マーティが過去にタイムスリップしたことで 沢山のトラブルが待ち受けていましたが 様々なことを乗り越えて1985年に戻ってくると、ビフを倒したジョージは臆病な性格が改善されていて 小説家として成功し、マーティの家は裕福になっていました。
なによりも銃撃されて死んでしまう予定のドクが死なずに生きている。マーティの人生だけでなく マーティの周りの人の人生までガラッと変わってしまう。
タイムスリップしなければ何もトラブルが起こらないかわりに、ずっと現状維持の日々が続いていただけだったと思います…
(当人が幸せであれば現状維持の日々は決して悪いことではないけど、過去を変えなければドクは帰らぬ人となります…)
現実は映画みたいにうまくはいかないけど、ピンチと直面した時に“これはチャンスだ”と思えた方が やっぱり幸せな生き方だろうなぁと思うのです。
私もすっかり大人になって 夢とか希望とかをあえて言葉にすることも減ってきたし、たまに腐ってどよ~んと暗~くなることもあるけど、そういう時こそ何度でも観返したい作品だなぁと思う。
ストーリーもオチも全てわかっているけど、ワクワクしたり夢を見ていた子供の頃の私に会えるので。
子供の頃の自分の方が答えを知っていることもある。今後も「なにごとも成せば成る」ってことで 人生に迷ったり初心を忘れた時に もう一度観たい作品です。